実は私、人前に出る事も目立つ事も苦手です。
どちらかというと、1人で目立たずコツコツ何かをやっているのが楽しい方です。

元々趣味でやっていたのは、フットサルやスノーボードやサーフィン。
フットサルはチームメイトがいましたが、スノーボードとサーフィンは完全に1人の世界です。

そして旅行も一人旅が好きでした。
FCBDに出会ったサンフランシスコにもバックパッカーで訪れている最中でした。

私のことを以前から知っている人は、今でも「あんたが人前に出て、しかも踊ってるなんて信じられない!」と言ってます。 私自身も未だに信じられません

そこで、なぜ今まで真逆とも言える事ばかりしていた自分が、FCBDスタイルにハマったのか考えてみました。

まずFCBDスタイルにハマった大きなポイントは、やっぱり基本姿勢の美しさだったと思います。

初めてサンフランシスコのFCBDスタジオに行った時のこと。
基本姿勢や腕の使い方を教えてもらって、鏡に映る見慣れていた自分の体がまるで違って見えました。
「なにこれ!?めっちゃかっこいいやん!!」って思ったのを覚えています。

その上、ステップやムーブメントが比較的簡単で、ダンス初心者にでも見様見真似でできたことも大きなポイントでした。(この時はまだ奥深さに気づいてません

そして、群舞なのに即興で踊る楽しさが、みんなでゲームをしているみたいで面白かったんです。
「なにこれ〜?少しの合図でこんなにみんなで一緒に踊れるの!?」って。

今でこそ、ステージではお客さんから見られているという意識を持っていますが、(←遅すぎ)
長い間、ステージの上ではただ仲間とゲームをしているような感覚でした。

目立つのが苦手だった私でも、誰かと一緒に踊ることで楽しい方が勝ってしまったのでした。
元々、音楽は好きだったのでクラブとかでは踊ったりしていましたが、それも誰かに見られるというよりは完全に1人で遊んでる感じですよね。

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でもそれから間もなくして「なんで教えられた通りにやってるのに、先生たちと全然違って見えるんだろう」と思うようになりました。

FCBDのパフォーマンスは、すごくしっとりというかどっしりしていて、すごく艶かしくて、かっこよさとエレガントさが同時に表現されています。同じ曲で踊ってみても、全く別のダンスに見えました。

なんで同じように踊れないんだろう、どこが違うんだろうとそこから研究心に火がついてどっぷりハマってしまって今に至ります。

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多分、他のダンスだったら全然ハマってなかったと思います。
(と言っても他のダンスなんて、ほぼやった事ないですが
ソロにはやっと慣れてきましたが、やっぱりみんなで踊る方が楽しいし。

ストリートやってた人からも、「即興でバトルする事はあるけど、即興で仲良く踊るってことが今までなかったから、めっちゃ面白い!」と言われた事もありました。

やっぱりFCBDスタイルには、他にはない魅力があるのかもしれませんね